詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 黒木 保博 |
タイトル | 日本における犯罪被害者支援の課題 |
内容 | 日本での犯罪被害者を取り巻く環境は劣悪である.被害によって受ける身体的被害だけでなく,PTSDなどの精神的被害,警察や司法の配慮を欠いた対応,心ないマスコミからの攻撃など,被害者は様々な二次被害を受ける.日本でもこうした場合に支援をする団体は存在するが,まだまだ発展途上であり,早期からの支援体制の有無,人手,財政基盤の面においてまだまだ貧弱である. そこで,本論文では犯罪被害者支援の先進国とされるアメリカやイギリスで活躍する民間支援団体「ヴィクティム・サポート」「NOVA」の取り組みを調べた.これらの国では資金面の充実はもちろん,ボランティアの育成,警察との連携などで高いレベルの被害者サポートが展開されていた.私はこれらの犯罪被害者支援から,日本の今後の犯罪被害者支援はどうなるか考察した. |
講評 | 犯罪被害者支援の視点から、わが国の犯罪被害者の劣悪な環境、支援体制等の弱さから二次被害を受けていることを論じている. 今後の支援体制充実のためのあり方のために、海外の支援団体の取り組みから考察している論文である. 論旨は明快である。着目点はおもしろい. 人権や支援をソーシャルワークの視点に引きつけながら、具体的改善提案ができていたら、より充実した内容になったと思われる. |
キーワード1 | 犯罪被害者支援係 |
キーワード2 | 海外との比較 |
キーワード3 | 二次被害 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |