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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 黒木 保博 |
タイトル | 被虐待児の発達と里親制度への支援 |
内容 | 虐待を受けてしまった子どもは,発達障害的症状の愛着障害を起こしてしまう,という事実があるが余り知られていない.子どもの発達の仕組みには,親からの愛情が一番重要だが,それが十分に満たされていないのが,被虐待児童である.対応の難しさがある為,専門的な知識を持った養育対応が求められるが,その為には,どの様な環境が子どもにとって最善かを,中でも里親制度が一番相応しいと思われるので,特に焦点を当てて論じていく. また,虐待してしまう親の社会的背景・特徴も調べ,虐待のおきてしまう環境を把握することで,子育てをする母親にとって何が負担であるかを調べた.共働き家庭の増加している今日の日本社会で,子どもを育てる親にとってどの様な支援が必要かを合わせて考察する.最終的には,里親制度と里親への支援の現状,そして問題点を考察し,児童相談所の職員配置の体制,レスパイト・ケア等を見直し,子どもが愛着を持って育てられる環境について述べていきたい. |
講評 | 被虐待児問題の発達問題を分析し、その解決・支援を目指すために、支援制度である専門里親に着目した論文である. 専門里親を支援するための児童相談所のあり方の見直し等にも言及している. 論旨は明快である. ただし、この問題に関する文献検索・収集は幅広く一般的文献にどうしてもなってしまうことから、論文内容が広く浅く展開してしまった感じである. もうすこし焦点を絞った方が深く論じられたと思われる. |
キーワード1 | 愛着障害 |
キーワード2 | 専門里親 |
キーワード3 | 里親への支援 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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