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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル これからの日本社会のあり方 ―GDPではなくGNHで測られる豊かな社会へ―
内容 2011.3.11に起きた東日本大震災。この自然災害によって明らかになったのは、日本の豊かさは虚構の上に成り立っているということである。そもそも、日本の豊かさを測る指標として用いられているのはGDPであり、これは金銭的・物質的豊かさしか測ることができない。つまり、自然環境や国民の健康状態、コミュニティのつながりなど、生きていくうえで必要な要素はすべて抜け落ちてしまっているのだ。
 本稿では、世界的に日本経済は豊かであるにも関わらず国民の幸福度・満足度が決して高くないという点に着目し、幸福度はどういった点に左右されるのかを考察していくうえで、真の豊かな社会を構想したい。その過程で幸福立国ブータンを取り上げ、GNHという新たな豊かさの指標を紹介したい。
講評 このテーマは実にタイムリーなもので、今日本が向き合わなければならない問題意識を表現した。2011年の大震災が一つのきっかけで、問い直されている社会に焦点をあて、真の豊かさを考察した。国民の幸福度を上げるには何が必要なのかを検討し、今までの競争社会からスローライフへの転換など、興味深い内容で共感するばかりだった。問題提起としては素晴らしいものの、実現に向けての具体的な提案を導くにはさらに突っ込んだ研究が求められる。
キーワード1 豊かさ
キーワード2 スローライフ
キーワード3 GNH
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