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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日本のインクルーシブ教育 ~障がい児・者との共生社会に向けて~ |
内容 | 近年、障がい児・者に対する差別を無くすための施策は進行しつつある。しかし、人々の差別や偏見は未だに根強く存在し、障がいを持っていることで社会的排除の対象となっていることは事実である。いくら法律や制度など表面上で差別を廃止しても、人々の偏見や意識が無くならない限り、障がい児・者は周囲の目を気にしながら生活しなければならず、誰もが住みよい共生社会とはいえない。 そこで本論文では、“障がい児・者に対する差別が根本から無くなる共生社会”を目指すことを意義とし、障がい児・者差別廃止の制度や差別の現状を踏まえながら、インクルーシブ教育の推進を考察していく。その中で、一歩進んだスウェーデンのインクルーシブ教育を参考にしながら、日本独自のインクルーシブ教育を考察し、同じ社会に生きる人間として、互いに正しく理解し、共に助け合い、支え合って生きていく共生社会のあり方を述べていく。 |
講評 | 本論文は障がい児教育のありかたについて考察した。共生社会の実現を目指す方向性とし、インクルーシブ教育の概念と実践を紹介した。スウェーデンの事例などを紹介し、インクルーシブ教育の必要性を訴え、説得力のある論文だった。目指す「日本独自の」インクルーシブ教育についての具体的な提案には至らなかったが、力強い問題提起であった。これからもこのテーマについての考察を続けてもらいたい。 |
キーワード1 | 障がい児・者 |
キーワード2 | インクルーシブ教育 |
キーワード3 | 共生社会 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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