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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 新しい豊かさによる震災対応型福祉社会
内容 震災対応型福祉社会とは、本稿での造語である。東日本大震災では、電力や食をはじめとした、生活を成すあらゆるものへの安全と責任が意識された。経済成長を求めるあまり、十分に議論されていなかったこれらの問題に目を向けると、私はこれらが地域内循環に結びつくと考える。地域のニーズを地域で解決する、このような地域づくりは、地域福祉の増進にも通ずるものではないか。住民が地域の課題を把握し、地域に帰属意識と責任を持つ福祉社会を形成することは、将来の災害への備えでもあると私は考える。震災対応型福祉社会とは、防災と、福祉の充実した社会とが、非常に密な関係にあることを表した語である。
 では震災対応型福祉社会とはどのように実現されるか。先行する取り組みをもとに、考察する
講評 独自性のある、ユニークなテーマ設定で、丁寧に論文を書き上げられた。
2011年の震災から見える課題を考察し、独自の「災害対応型福祉社会の構想」を示した。新たな価値観として豊かさの再検討の必要性を説き、その事例としてアーミッシュのコミュニティーを紹介したところが実に斬新かつ的確な考察となった。大震災があった年に、今最も必要な問題意識をもって説得力のある作品を仕上げた。また、最後に今後の課題として深めたい課題にも言及した。修士論文にも相応しいテーマで、更なる探求を期待したい。
キーワード1 災害福祉
キーワード2 エンパワーメント
キーワード3 豊かさ
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