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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 日本のアルコール関連政策に関する考察 -アルコール関連問題の予防と対策に向けて-
内容 飲酒というものに寛容な文化を持つ日本において,それに関連する問題は多くある.個人の健康被害のみならず,飲酒運転による事故や家庭内暴力など,個人レベルの問題を超える場合もある.いうまでもなく個人には消費者としての責任があるが,酒類の供給者には供給者としての責任があって然るべきである.とりわけ薬物であり依存性を持つアルコールを適切に飲酒するためには,供給者,個人を含む社会全体が一定の責任を踏まえてコントロールしていかなければならないと考える.多くの人々がアルコールを飲み,結果として,きわめて多くのアルコール関連問題が発生しているからである.
 しかし,それらの問題は適正飲酒の推進だけで解決が図れるものではない.酒価政策の停滞や小売・広告規制の遅れ・需要抑止対策の緩やかさにも責任があるのではないだろうか.つまり酒害は個人の問題であるとともに,政治や社会の責任でもあると考える.本論文では,酒類における政策がいかにしてあるべきか,予防という観点から考察していく.
講評 本論文ではアルコールに関連する問題について考察し、社会の意識の問題や政策の必要性を訴えた。諸外国との比較もし、説得力ある結論に結びつけられた。テーマを秋学期に変えたことで充分な時間がないことが心配されたが、かえって福祉実習と関連のある、自分らしいテーマに落ち着けたことがよかったと思う。時間の余裕があれば独自の調査などを取り入れ、深められたとも思う。これからもこのテーマについて関心を持ち続けることを期待する。
キーワード1 アルコール政策
キーワード2 飲酒文化
キーワード3 アルコール関連問題の予防
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