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学科 社会学科
年度 2008
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 日本のスポーツ振興と生涯スポーツ―社会政策および教育的視点からの考察―
内容  近年スポーツはメディアによっても広く取り上げられ、競技性を重視したものだけではなく、健康のためといったスポーツ等へと形態が多様化しているといえる。こうしたことから、本稿は誰もがスポーツに親しんで取り組むという生涯スポーツの概念に着目し、日本のスポーツ政策についての検討と考察をおこなう。
 近年、日本のスポーツ行動者率は減少傾向にあり、スポーツ先進国と呼ばれる海外諸国と比較してもその差は歴然としている。では、日本とスポーツ振興先進国にはどのような教育及び政策においての違いがあるのであろうか。
 日本のスポーツ振興は学校教育を中心として行われてきた。しかし、この学校教育を中心としたスポーツ振興は、競技性を強く持ったスポーツを中心として実践されてきたのである。それにくらべスポーツ振興先進国では、学校教育の場を中心とはせず、地域スポーツクラブを中心として行われてきた。このような歴史的過程の相違などが現代のスポーツ振興に大きな格差をもたらすこととなった。
 日本のスポーツ振興、取り分け生涯スポーツの振興という点において、今、学校教育を含めた総合的な方向性の岐路に立たされているのではないだろうか。
講評  今年度の卒業論文は、自分のやりたいこと、興味がある社会現象を取り上げて、「社会学」にしていくことを目標にスタートしました。ラーメン、将来の夢、DV、スポーツ、甲子園というそれぞれの「こだわり」から出発し、何とか社会学に部分的にはたどり着けたようです。今年は、できの善し悪しは別にして、ゼミ生個々の個性がよく出ていて、楽しく読めた論文が多かったと思います。
キーワード1 生涯スポーツ
キーワード2 社会生活
キーワード3 スポーツ振興
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