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学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 岸和田だんじり祭とその<魅力> ――青年団を事例に―― |
内容 | 岸和田だんじり祭りの研究はこれまでにも数多くされてきたが、だんじり祭とその組織の機能については述べられているものの、祭り自体の面白さや魅力というのは表面的にしか扱われていない。だんじり祭の組織である青年団には特有の文化、ルールが存在する。この文化とルールに染まることによって青年団という組織に所属している価値を見出す。青年団という組織に入っているからこそ感じることができるだんじり祭の魅力がある。ここでいう魅力とは観客である第三者が感じるような魅力ではない。実際に青年団に所属し、祭に参加している当事者が感じる魅力である。 筆者は16歳から現在まで約7年間、岸和田市の西之内町青年団に所属しており、一年間の青年団活動(祭り以外の行事を含む)を通じての参与観察、インタビュー調査をしながら青年団特有のルールや文化、社会性構築のあり方を述べたうえで、青年団に入っている者だけが感じる祭の魅力を明らかにする。 |
講評 | 自らも16歳の頃から参加してきただんじり祭と青年団を対象にした参与観察にもとづく論文であり、内部の者ならではの貴重な観察と情報が多い。組織や人間関係のあり方のみならず関係者の価値観にまで入り込み、読んでいて思わずにやけてしまうようなエピソードも加えながら、自らも感じている<魅力>を文字化しようとしているので迫力がある。知っていること書きたいことが多すぎてまとめきれていないという印象は否めないし、時間不足で論文の草稿段階までしか仕上がっていないが、楽しく読んだ。 |
キーワード1 | 岸和田だんじり祭 |
キーワード2 | 青年団 |
キーワード3 | 魅力 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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