詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 過去の男性研究から現在の「男性問題」を考える |
内容 | この論文はジェンダー問題の一つである「男性問題」をテーマにしている。ジェンダーといえば「女性問題」を想像することが一般的であるが、この論文では男性が受けるジェンダーの問題を取り扱っている。そもそも、男性問題が語られはじめたのは1980年代の頃である。フェミニズムが隆盛したことや、過労死などの報道によってこれまでのサラリーマン的な生き方に疑念が生じはめたことが原因といえるだろう。しかし、それまでのジェンダー論では特権的地位として語られてきた男性性の問題を語ることは容易ではなかった。 そこで、この論文では過去の男性問題に関する研究を整理し、男性問題を語るうえで、重要とされる視座を見つける。それがコンネルの理論を基にした複数形として男性性を捉える視点である。この視点を導入することで、男性の特権的地位を認めながらも、男性の受けるジェンダー被害を語ることができるのである。その視点を基に現代日本における労働と男性について分析する。 |
講評 | 男性学の歴史についてまとまった考察になっている。自身の図式をより積極的に提出して変遷の過程がまとめられているとさらによいものになったと思う。 |
キーワード1 | 男性問題 |
キーワード2 | 男性を複数形として捉える視点 |
キーワード3 | 男性と労働の関係 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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