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学科 社会学科
年度 2012
ゼミ名 小林 久高
タイトル 名前から見る日本社会の世相
内容  近年、これまでに見たことがないような「珍しい名前」やふりがながなければ「読めない名前」が増えてきた。「強音」と書いて(フォルテ)と読むといった漢字にない読みを当てた名前や、「今鹿」と書いて(ナウシカ)と読むといったマンガやアニメのキャラクターから取ったような奇抜な名前である。このような名づけに対して、世間の声は様々である。読みづらい名前や常識的には考えられない名前に対して、「一種の子供への虐待である。」という声もある。全く反対に、「平凡な名前だと子供がかわいそうだ。」「個性的な名前をつけることこそ親の愛情である。」とする意見もある。この意見は、このような名をつける親側に多く見られる。
 本研究はこのような奇妙な名づけに対しての善し悪しの判断を目的としない。その時代に流行ってつけられた名前や名前の傾向は、その時代の世相を表すというのはよく言われることである。そうであるならば、昨今の奇妙な名づけは、どのような「世相」を表わしているのだろうか。各年代に多くつけられた名前とその時代の出来事を照らし合わせながら、現代とそれ以前の時代の世相を見ていきたい。
講評  きちんとしたデータをもとにした着実な分析で、名前が社会の現実や希望に対応していることがよくわかる好論文である。
キーワード1 名前
キーワード2 世相
キーワード3 キラキラネーム
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