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学科 社会学科
年度 2012
ゼミ名 小林 久高
タイトル お化け信仰の根源と社会的影響 ――お化け信仰は何をもたらすのか
内容  お化けという存在は、古来より語り継がれている。宇治拾遺物語や源氏物語などの有名な作品にも登場し、恐怖や怨念の象徴でもあったが、現代では映画や小説、アミューズメントに至るまで、エンターテイメント的な存在として私たちの生活に浸透している。
 しかし、実在するかわからない不確かな存在であるお化けは、なぜ人々にその存在を信じられるようになったのだろうか。実際に大学生に対して調査を行ったところ、幽霊や祟りの存在を信じている者が回答数の約半数であった。
本稿は、お化けという存在が現代の若者にどのようにとらえられているか、またお化けに対する信仰が現代の社会になにをもたらすのかを明らかにすることを目的とするものである。
 調査方法としては、2012年度に開講された社会調査実習(担当教員:小林久高・同志社大学社会学部教授)で10月に行われた「大学生の意識と生活実態の調査」のデータをもとに統計分析を行う。また、お化けについて行われた先行研究の知見と併用し、お化けに対する信仰の源泉や、そこから見えてくる社会への影響について論じる。
講評  「おばけを信じるものほど社会への参加傾向が強い」ということが実証的に分かる論文であり、後半のデータ分析の価値は極めて高い。ただ、そのことの論理的な根拠づけが弱いのが残念である。せっかくゼミでデュルケムを購読したのになあ。
キーワード1 お化け信仰度
キーワード2 好奇心と恐怖心
キーワード3 怨念の社会化
キーワード4  
キーワード5  
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