詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | クラシック音楽の聴衆とメディア |
内容 | 現在クラシック音楽はCMやテレビ番組で多く使用されており、コンサートに行かなくとも自然と耳に入ってくる時代となった。今ではいつどこでも聴けるようになったクラシック音楽であるが、かの有名なモーツァルトが活躍した時代は貴族などの特権階級しか聴くことのできないものであった。しかし、この限られた人間にしか聴けなかった音楽はメディアの発達によって一般市民に開かれて聴衆層が拡大する。その代表例が印刷メディアやレコードなどの録音再生メディアである。それぞれのメディアは特徴を持って段階的に聴衆を拡大させる役割を果たしたが、これらのメディアは聴衆に良い影響だけを与えたわけではなく、メディアの発達に伴った問題も生まれてきている。 本稿ではメディアによって発生した芸術の一回性の問題や聴衆の個人化の過程、そしてパソコンの普及とインターネットが可能にした聴衆の音楽参加について考察し、今後の聴衆のあり方について分析していく。 |
講評 | きちんとした勉強にもとづいたカッチリした論文だ。記述には無理がない。後半部において自身の図式を積極的に提示して、今後の音楽視聴のあり方について議論を深めればさらにいいものになったと思う。 |
キーワード1 | クラシック音楽 |
キーワード2 | 社会階層 |
キーワード3 | 芸術の一回性 |
キーワード4 | 聴衆の音楽参加 |
キーワード5 | |
戻 る |