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学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 都市文化を介入させたまちおこしは何をもたらすか―BIWAKOビエンナーレの事例から― |
内容 | 近年、ローカルから生まれていない都市文化をローカルに介入させたまちおこしが盛んに行われている。まちおこしに都市文化が介入することで、一体何が生まれるのか、まちの自主性は本当に高まるのかということが本論文のテーマである。本論文では滋賀県近江八幡市で行われているアートによるまちおこしBIWAKOビエンナーレを事例に考察している。インタビューから、住民は、アートはローカル文化を普及・伝承するための手段にすぎないと捉えていたが、次第にアート自身にも興味を持つようになったということが明らかになった。このことから、まちおこしに都市文化が介入し、ローカル文化を普及・伝承していくプロセスのなかで、新たな視点の<思想・信条・信仰・情動>を住民にもたらすことがわかった。また、新たな視点の<思想・信条・信仰・情動>を住民が持つことにより、住民は新たな文化を創造していくので、まちの自主性は高まっていく。 |
講評 | モダン・アートを利用した近江八幡市の町おこしプロジェクト「BIWAKOビエンナーレ」を素材として、都市文化を利用したプロジェクトの意味を考察したものである。結論として、都市文化を介在させることが地域文化への関心を深める触媒となるだけでなく、住民の都市文化への関心が新たな地域文化の創造へのきっかけとなることを指摘している。妥当な考察であるといえる。 |
キーワード1 | まちおこし |
キーワード2 | 都市文化 |
キーワード3 | ローカル文化 |
キーワード4 | アート |
キーワード5 | |
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