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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 大学生サークルにおける飲み会のもたらす居場所について |
内容 | 著者の所属するテニスサークルでは、本来のサークル活動であるテニスにはあまり参加しないにも関わらず、サークル活動の一部である飲み会には欠かさず参加するメンバーが何人かいる。このような者たちにとってこの「飲み会」こそがサークルにおける彼らの居場所なのではないだろうか。 インタビューからサークルにおける飲み会の潜在的機能として一部のメンバーに居場所を作るように機能していることがわかった。もともとのサークルの目的であるテニスが思うようにできず、他のメンバーと認め合えるような関係が築けなかったためそこが居心地の良い居場所とならなかった際、テニスの代わりに「飲み会」を打ち込むものにすることにより、新たな居場所を築いていることがわかった。また、その居場所はテニスを居心地の良い居場所にできなかった者だけのものではなく、テニスに居場所を見出せている者にとってもサークル内の新しい1つの居場所となりうる。 その一方で一部のメンバーにとっては飲み会によってサークルとの距離が生じてしまうという逆機能も働いていることがわかった。 |
講評 | 今年度の卒業論文は、自分のやりたいこと、興味がある社会現象を取り上げて、「社会学」にしていくことを目標にスタートしました。ラーメン、将来の夢、DV、スポーツ、甲子園というそれぞれの「こだわり」から出発し、何とか社会学に部分的にはたどり着けたようです。今年は、できの善し悪しは別にして、ゼミ生個々の個性がよく出ていて、楽しく読めた論文が多かったと思います。 |
キーワード1 | 潜在的機能 |
キーワード2 | 居場所 |
キーワード3 | 飲酒 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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