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学科 社会学科
年度 2012
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 高学歴化と婚姻行動の変化 ―学歴と経済力と結婚(選択・時期・相手)との関連性―
内容  日本社会が高度経済成長期と同時に、「高学歴化」の時代を迎えた一方で、「未婚化」や「晩婚化」、「非婚化」という問題(以下、諸問題)が取り沙汰されたのは、バブル経済崩壊後の平成期に突入して以降である。「高学歴化」の傾向は年々増しているが、なぜ平成期以来、諸問題が生じたのかを疑問に感じ、「高学歴化」という時代背景がこれら諸問題の一因であるという仮説を立てた。また、学歴と雇用や経済力、結婚という3者は何か関連性があるという仮説も立てた。学歴の高低や収入の多寡は結婚相手の条件として重視されず、性格面や価値観などのいわゆる人間の中身を重視することが分かった。ところが、経済的・精神的な生活の安定を求め、経済力を最も欲しているという傾向があることが判明し、両者の調査結果に矛盾が生じた。つまり、<時代的・社会的な状況や影響力>こそが「結婚相手の理想像の変化」や「結婚願望の度合いの変化」の起因であり、「未婚化」・「晩婚化」・「非婚化」という社会的時事問題を生じさせている一因であるという結論に至る。
講評 学歴と結婚という問題ですが、多少テーマが広すぎ、焦点が絞れなかったと思います。また論理的に書こうと試み、形式も整えようとする意図は感じました。ただし、全体を整合的に整理するにはかなり時間がかかります。時間が足りなくて、整理しきれなかったところが最大の問題だと思います。
キーワード1 高学歴化
キーワード2 経済力
キーワード3 未婚化
キーワード4 晩婚化
キーワード5 非婚化
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