詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 高卒就職志望者にみる進路意識の変容 |
内容 | 1990年代に入って、高校生の進路を取り巻く環境は大きく変化した。代表的なものとして大学への進学率の上昇および就職率の低下があげられる。2010年には全国で約106.9万人の卒業者に対し、就職者が約16.7万人、大学等進学者は約58.1万人となった。現状、高卒就職は高校生にとって大きな選択肢の一つではなくなり、むしろ近年は就職を選択する生徒は小数派になったといえる。 本稿では、1997年の高卒就職志望者にみられる特徴と2011年の高卒就職志望者にみられる特徴を2時点比較し分析をおこなっている。分析の結果、高卒就職志望者の中で教員の影響が強い特徴がなくなったこと、会社勤め志向が高い特徴がより顕著になったこと、仕事離れ・迷い意識が新しい特徴として生まれてきたこと等が分かり、明らかに意識に変化が生じていることがみてとれた。 上にあげた3項目に対しては、日本的制度・慣行や社会的な経済状況に言及し考察をおこない、背景や要因についても迫っている。 |
講評 | 卒論のテーマを決めるのに、ゼミの中で一番苦労しました。最後にたどり着いた高卒就職希望者の意識の変容というテーマは、残された時間が少ない中で、よくまとめたと思います。ただし、先行研究のレビュー→仮説→分析→考察、という形で整理できれば、さらに論文らしい構成になります。この点が残念でした。結論でもっと議論をしてください。 |
キーワード1 | 高卒就職志望者 |
キーワード2 | 進路意識 |
キーワード3 | 2時点比較 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |