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学科 社会学科
年度 2012
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 日本におけるコンパクトシティの可能性 ―海外都市との比較をもとに―
内容  近年、日本の各地方都市において中心市街地から郊外へと人口が流出し、中心市街地が衰退している。郊外へと人の生活圏が移り、人々の生活の自動車依存が高まった。その結果、公共交通機関は衰退し、環境への負荷、高齢者等の交通弱者の交通手段の確保などが問題視されている。また、広域化した生活圏を担う行政のコストの増化も問題になっている。
 このような問題への対応策として、近年注目を集めているのがコンパクトシティ政策である。コンパクトシティとは都市を立体的に集積させて空間をコンパクト化し周辺地域に自然環境を保全するもので、公共交通や徒歩、自転車を中心とした自動車に頼らない都市空間を形成するとともに、中心市街地の活性化を図る都市モデルである。
 コンパクトシティ構想は、欧米で提唱された都市モデルであり、欧米の都市ではコンパクトシティ化が進んでいる。日本でも近年コンパクトシティを公式の目標に掲げる市町村が増えているが、大きな成功を収めた都市は少ないのが現状である。そこで、本論文ではコンパクトシティ化に向けたまちづくりを行う日本と海外の都市を比較し、日本におけるコンパクトシティの可能性を検証する。
講評 コンパクトシティの現状について、既存文献をよく調べています。コンパクトシティ政策がうまくいくのはどのようなケースか、という問いでしたが、住民参加や都市の広さや構造が指摘されてはいるものの、明確にできなかったところは残念でした。どこがポイントかが絞れれば、もっとうまくまとめることができたと思います。
キーワード1 コンパクトシティ
キーワード2 まちづくり
キーワード3 住民参加
キーワード4 郊外化
キーワード5  
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