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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 阪神ファンの熱狂的応援の秘密 |
内容 | 阪神タイガースファンは何故、異常なまでに熱狂的な応援をするのか。その原因を探るために私は阪神ファン心理を扱った先行研究のデータに自分がフィールドワークで気づいたことを合わせて分析を進めた。その結果、大きく分けて4つの要素から阪神ファンの応援行動が成り立っていると考えた。それは「関西の風土(東京と大阪)」、「非日常的空間」、「阪神タイガースとコミュニティ」、「応援行動=消費行動」である。これらからそれぞれ阪神が関西のシンボル的存在であること、阪神甲子園球場が阪神ファンの交流の中心としての役目を持っておりそこには非日常空間広がっていること、阪神をとりまく様々な立場の人々の存在がファンコミュニティを維持、強化していること、そして心理的要因として応援行動とは消費行動であり、この消費行動によって人は自らのアイデンティティを確立していることをポイントとして上げた。 これらがそれぞれに違う考え方を持つ阪神ファンの強固な結びつきを生み出している。この他球団と比べて明らかに強いファンの結束こそがファン全体が一体となる熱狂的な応援を生み出している根源であるという結論に至った。 |
講評 | 今年度の卒業論文は、自分のやりたいこと、興味がある社会現象を取り上げて、「社会学」にしていくことを目標にスタートしました。ラーメン、将来の夢、DV、スポーツ、甲子園というそれぞれの「こだわり」から出発し、何とか社会学に部分的にはたどり着けたようです。今年は、できの善し悪しは別にして、ゼミ生個々の個性がよく出ていて、楽しく読めた論文が多かったと思います。 |
キーワード1 | コミュニティ |
キーワード2 | 非日常的空間 |
キーワード3 | 消費行動 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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