詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 藤本 昌代 |
タイトル | 働きやすい会社とは何か |
内容 | 2012年3月21日の日刊ゲンダイでは19日に政府が産業界のリーダーや有識者を集めて「雇用戦略対話」を開き離職した新卒者の推計を報告した。それによると2010年春に大学・専門学校を卒業し正規雇用で就職した人数は56万9,000人、うち19万9,000人がすでに仕事を辞めたということを明らかにした。わずか2年で35パーセントもの人が離職したということになる。4年間という短い大学生活の約6か月という長い時間を就職にあてる。こんなにも長い時間をかけて苦労して見つけ出した会社を辞めてしまう人が多い。人々が離職する理由として考えられる、会社の規模、年間の労働時間が長く激務であること、年齢構成、男女比、パートの割合、賃金から離職率を比べる。すると、会社の所在地が離職率に関係しているのではないかということが明らかになった。リクルートワークス研究所は新入社員が壁にぶつかったとき周りに支えてくれる人がいるかどうかが継続年数に関係があるのではないかと明らかにした。つまり、仕事で壁にぶつかったとしても会社の人だけではなく家族というよき理解者がいることで壁を乗り越えられる力が強くなるのではないだろうか。 |
講評 | 本論文は、近年、頻繁に行われていると考えられている若年層の離職率に着目したものであり、「働きやすい職場=離職率の低さ」という仮説を立て、離職率の低い企業の特性を就業者の社会的属性、産業分野の特性、福利厚生等などの観点から分析を行っている。『四季報』や有価証券報告書、各社のウェブ、総務省統計局など多くのデータを精力的に収集して、離職と関わる要因について分析を行っている。 |
キーワード1 | 新規学卒者 |
キーワード2 | 働きやすさ |
キーワード3 | 離職 |
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