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学科 | 社会学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 藤本 昌代 |
タイトル | キリスト教の存在意義とその現状について―新宗教が主流にある中で― |
内容 | 本稿は、古くから社会秩序の形成に大きく貢献してきた伝統宗教が、新宗教が出ては消えする中で、信仰者にどのような意義をもたらしているのか、ということについて、キリスト教会へのインタビュー調査から考察したものである。 結論として、キリスト教会は、精神病や精神的ストレスを抱えている人や一人暮らしの高齢者など、社会的弱者にあたる人々の「心の拠り所」になりつつ、孤立しやすい彼らがつながるコミュニティとして機能している側面を持つということである。これは、「自分探し」の途上にある人々が集う新宗教とは対照的な傾向にある。彼らにとって、教会という場所は、ストレスが蔓延する社会に取り残された人々の「救済所」としての役割を担っており、地域コミュニティの衰退が深刻化している日本の中では、大変重要な機能を果たしていると言える。 |
講評 | 本論文は、新興宗教と伝統的な宗教で、人々に果たす役割がどのように異なるのかということに着目し、新興宗教が「自分探し」系が多いことに対して、伝統的な宗教に入信する人々の動機や教会が果たす役割について、四国にある教会の宗教指導者、信者などにインタビュー調査を行ったものである。社会的弱者の救済場所となっていることなどを明らかにした。 |
キーワード1 | キリスト教 |
キーワード2 | 新宗教 |
キーワード3 | コミュニティ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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