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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 子どもたちの将来の夢―卒業文集にみる将来の夢と社会の関わり― |
内容 | ニートやフリーター、第二新卒のような言葉が珍しくなくなり、人々の働くことに対する意識や考え方は多様化しはじめている。このような社会の問題に対して、研究者たちにより、青年期の職業意識は幼少期にさかのぼって考えることが重要であるとされている。確かに子どもたちは何かしら自分の将来ついて希望を持っているものである。こうしたことから本稿は、子どもたちの描く将来の夢が社会とどのようにかかわっているのか、という点に注目しながら、いくつかの調査・研究から「子どもたちの将来の夢」の実態をとらえた。その結果、他国との比較などから、日本の子どもたちの将来に対する考え方の傾向がみえてきた。また、小学生の文集の分析・研究から明らかになったことは、子どもたちの将来に対する考え方は社会の動きに反応し、変化していたということであった。教育制度の変化や、経済の不安定の中で、子どもたちはより具体的な夢を持つようになっていたのだ。つまり、自分の属する社会の変化を感じとり、自分の将来を描いているのである。 |
講評 | 今年度の卒業論文は、自分のやりたいこと、興味がある社会現象を取り上げて、「社会学」にしていくことを目標にスタートしました。ラーメン、将来の夢、DV、スポーツ、甲子園というそれぞれの「こだわり」から出発し、何とか社会学に部分的にはたどり着けたようです。今年は、できの善し悪しは別にして、ゼミ生個々の個性がよく出ていて、楽しく読めた論文が多かったと思います。 |
キーワード1 | 子ども |
キーワード2 | 将来の夢 |
キーワード3 | 文集 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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