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学科 社会学科
年度 2012
ゼミ名 Fabio Gygi
タイトル サブカルチャーが与える地域活性
内容 現在、サブカルチャーと言われているいわゆるアニメ・漫画などのオタク文化はこの約10年間で急激な成長を遂げており、国内に問わず海外でも高く評価されている。その経済効果は既に数兆円規模となり一種の重要な産業に成りつつある。以前はアニメオタクと呼ばれた人たちは世間の隅に隠れて自分たちの生活をお互いに共有し合っていたが、今日ではその活動の場をオープンにしてオフ会やコミックマーケットなどと呼ばれるようなあらゆる場所で活動し合っている。そこで私はサブカルチャーに目を付けその中でも各地で行われているアニメやマンガを活用したアニメツーリズムである町おこしを中心に調べたいと考えた。
講評 今年は初めてファビオゼミから卒業者13名が出る。卒業論文のテーマは世論調査の政治的な効果から臓器移植に関する比較研究まで幅広い分野に渡る。方法
論も、エスノメソドロジーからインタビュー調査とアンケート調査を含む質的研究法が多かったが、計量的なものもあった。しかし全体的に言えるのは、議論が不十分である。優秀な出来映えの二人を除けば、全員の議論にかなり無理がある。
問題意識がはっきりしていなかったり、ただ幾つかの事例を羅列して述べているだけのものや、学術論文と言えないエッセイ的になったもの、設問と結論が微妙に一致していないもの、質的研究法で得られたデータをムリヤリに仮説検証型に押し付けるなどの失敗がよく見られた。自分で得られたデータからどんな結論を導き出せるのかという点でもかなり論理上の無理が多 かった。ギリギリ最後までに卒論を後回しにした人は、調査の醍醐味を感じたのか「もっと早くやれば良かった」と言っていた。取りかかりが遅かった点に関しては、指導教官として厳しさに欠ける面があったと反省している。
キーワード1 サブカルチャー
キーワード2 アニメツーリズム
キーワード3 町おこし
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