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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 子育て支援の在り方と方向性 ―A市の取組を基に考える― |
内容 | 昔の日本の社会には子育て支援というものは存在しなかった。親族や近隣住民がその役割を担い、こなしていたからだ。しかし現在の日本の社会は昔とは異なり、核家族化が進み、地域のつながりが希薄化している。そのような中で子どもを産み、育てるには充分な子育て支援の体制が整っていなければならない。本論文では、子育て中の親子の現状を明らかにした上で、地域で行われている乳幼児期の親子への子育て支援事業に焦点を当てている。そして現在実施されている子育て支援事業を通じて子育て支援がどのような目的で実施され、どのような機能を果たしているのかをA市の取組を例に上げながら考察した。その結果、これからの子育て支援に必要なものを課題としていくつか挙げ、子育て支援は親子の力を引き出し、親子自身が支え合い、ネットワークを築き上げることができる地域を目指すものだという結論に至った。 |
講評 | 本論文では、子育て中の親子の現状を明らかにした上で、地域で行われている乳幼児期の親子への子育て支援事業に焦点を当て、子育て支援事業を通じて子育て支援がどのような目的で実施され、どのような機能を果たしているのかを一つの地域を例に上げながら丁寧に丹念に論稿したものである。子育て支援の時代的変化を地域にこだわり丹念に議論した点は高く評価できる点である。ただし、キーワードの一つになっている「エンパワメント」の議論を子育て論の全体のなかに、どううまく織り込むことができたのかという課題は残った。今後、福祉現場に身をおいて更なる議論を展開し続けて欲しい。これからが本番ですよ。がんばってね! |
キーワード1 | 子育て支援 |
キーワード2 | 地域 |
キーワード3 | エンパワメント |
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