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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 家庭内暴力加害者支援の必要性と在り方 ―家族再統合を目指す支援の現状と課題― |
内容 | DVや児童虐待の被害者支援は進む一方で、加害者への支援はほとんど行われていない。しかし、本当の意味で被害者を増やさないための支援とは加害者の更生、再教育も含まれるであろう。加害者自身が変わることができなければ、次なる被害者を生み出すだけである。民間団体が行う加害者教育プログラムでは自発的な参加者かつ依存症等の症状を持たない者のみと対象が狭まるため、民間団体に頼るのではなく公的な施設、もしくは社会福祉法人等に委託するといった形をとり、正式に設置させるべきではないだろうか。そして、司法との連携を図り、社会復帰の支援と治療を行うことが重要である。それだけでなく、他の福祉施設とも連携することによって、家族再統合に向けた支援を行うことができ、支えあえる家族を司法と福祉の両面で育てていくことが可能となる。他者との「希薄化」が進む中で、一番身近な存在である家族から希薄な関係を食い止めることが、現代においての福祉に求められることであろう。 |
講評 | DVや児童虐待の被害者支援は進む一方で、加害者への支援はほとんど行われていないという一貫した彼女自身の問題意識が鮮明であった。そして彼女の主張は、本当の意味で被害者を増やさないための支援とは加害者の更生、再教育も含まれるべきであるとの主張であり、これには社会福祉法人等が司法との連携を図り、社会復帰の支援と治療を行うことで、家族再統合に向けた支援を行うことができ、支えあえる家族を司法と福祉の両面で育てていくことが可能となることを論証した。一貫してこの問題に熱心に取り組んだ成果が十分出されたように思う。特に家族再統合というところに希望を見いだそうとする意識が明確であり、この点、評価できる。さあいよいよこれから福祉の専門家として羽ばたいていってください!がんばれ。 |
キーワード1 | 家庭内暴力 |
キーワード2 | 加害者支援 |
キーワード3 | 家族再統合 |
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