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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 満足死―最後の贈り物―
内容 人の死は避けられないものである。安楽死、尊厳死、孤独死などの言葉は世間で声高に叫ばれているが、死をプラスの方向で考えた言葉はあるだろうか。満足死とは読んで字のごとく「満足して死ぬ」ことである。本人、家族、医療従事者、関わるすべての人が満足する死に方。そして誰もがうらやむような死に方、逆に周囲の人に心残りをもたらす死に方など、さまざまな事例を通して満足死について考えていく。
 満足死を迎えるには満足な生が必要不可欠であり、満足な生とは、毎日を楽しく過ごすことに加えて、人とのコミュニケーションや趣味、自分のこだわりなどを充実させることである。そこから自分の終末期はこうありたい、というものを見つけ出していただきたい。そして、多くの人々に満足した生と死について考え、実行してほしい。「満足死」をテーマにどう生きるか、そしてどう死ぬのかを考えていく。
講評 本論文は、「最後をどう迎えたいですか?」という問いを私たちに投げかける内容の論文です。今日注目されている「満足死」という概念をとりあげて、本人はもちろんのこと、家屋や周囲の人たちも含めて、納得できる最後をどのように迎えるのかが、事例の紹介も含めて書かれています。「満足死は満足な生の延長にある」という言葉が響きます。
キーワード1 満足死
キーワード2 医療
キーワード3 対人コミュニケーション
キーワード4  
キーワード5  
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