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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 環境上、経済的に困難な高齢者の暮らし -養護老人ホームに焦点をあてて- |
内容 | 今日の日本においては、高齢者の増加とともに介護、孤立、経済的な事情、環境上の事情など様々な事情を抱える高齢者が存在している。その存在に対応して、介護のニーズには、介護保険のサービスの整備が進んでいる。また地域での暮らし支援では、地域包括支援センターが設置された。そして低所得者に対しては、生活保護や軽費老人ホーム、減免措置などがある。けれどもこうした制度、支援でも対応が困難な人々が生じている。 そうした人々を支える施設として、養護老人ホームに焦点をあてた。養護老人ホームは、明治時代の生活困窮高齢者を支援する養老事業を端とし、今日にまで至っている。しかし今日では、養護老人ホームは低所得者よりも他の制度での対応が困難な方の受け皿という役割が強くなってきており、入所者の抱える問題が多様化、複雑化し、自立支援が求められている。そこで養護老人ホームでは、どのような支援が望まれるのか。これからの養護老人ホームの意義、必要性、在り方について考察した。 |
講評 | 社会福祉学専攻小山ゼミの8名全員が無事(?)、卒業論文を提出しました。 今年の8本のタイトルは次のようなものです。 〇『ひきこもりと居場所支援の可能性』 〇『幸福と自己決定-その関連性と、福祉専門職としてどう扱うべきかを考える-』 〇『児童福祉における社会的養護のあり方-児童養護施設に焦点を当てて-』 〇『触法精神障碍者の福祉・保健・司法分野における課題について-地域生活支援に向けて-』 〇『環境上、経済的に困難な高齢者の暮らし-養護老人ホームに焦点を当てて-』 〇『精神障害者の就労支援-今後求められる支援とは-』 〇『過疎地域の福祉』 〇『高齢者の社会的孤立-孤独死を中心に考える-』 いつものことですが、卒論のテーマは、地域福祉、高齢者福祉、児童福祉、精神障害者福祉といった多様な分野にわたりました。さらに、居場所支援や自己決定など分野を超えたテーマもありました。 今年の諸君は、エンジンがかかる時期が例年に増して遅かった気がします。ちゃんと提出できるのかなと心配になったこともありました。その意味ではもう少し早くから取り組めばもっと素敵な卒論になったのにと思う作品もありました。 ただ、作品のレベルはともかく、各メンバーが自分なりにこだわりのあるテーマを選ぶことができ、何とか最後まで頑張って取り組めたという意味では、評価できると思います。 皆さんご苦労様。 |
キーワード1 | 養護老人ホーム |
キーワード2 | 低所得高齢者 |
キーワード3 | 環境上の理由 |
キーワード4 | 措置控え |
キーワード5 | 自立 |
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