詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 幸福と自己決定―その関連性と、福祉専門職としてどう扱うかを考える― |
内容 | 社会福祉の目的として考えられる、人間の「幸福」とは一体どのような状態を指すのか。そして、その条件として何が満たされている必要があるのか。現代における幸福を探るため、国内外で行われた幸福に関する調査と憲法第13条を見ていくと、幸福の要素の一つに「自己決定」があるのではないかということが考えられた。 その一方で、例えば脳死者や知的障害者については、意思確認が難しいために自己決定の尊重が困難になる場合もある。また、クライエントが下した自己決定が、本人に危険や悪影響を与えるかもしれないと考える場合においても、自己決定は尊重されるべきなのかという疑問も浮かぶ。 では、福祉専門職はクライエントの自己決定をどのように考え、扱えば良いのか。福祉専門職の立場から、本当にクライエントの自己決定を尊重するということはどのようなことか、を考える。 |
講評 | 社会福祉学専攻小山ゼミの8名全員が無事(?)、卒業論文を提出しました。 今年の8本のタイトルは次のようなものです。 〇『ひきこもりと居場所支援の可能性』 〇『幸福と自己決定-その関連性と、福祉専門職としてどう扱うべきかを考える-』 〇『児童福祉における社会的養護のあり方-児童養護施設に焦点を当てて-』 〇『触法精神障碍者の福祉・保健・司法分野における課題について-地域生活支援に向けて-』 〇『環境上、経済的に困難な高齢者の暮らし-養護老人ホームに焦点を当てて-』 〇『精神障害者の就労支援-今後求められる支援とは-』 〇『過疎地域の福祉』 〇『高齢者の社会的孤立-孤独死を中心に考える-』 いつものことですが、卒論のテーマは、地域福祉、高齢者福祉、児童福祉、精神障害者福祉といった多様な分野にわたりました。さらに、居場所支援や自己決定など分野を超えたテーマもありました。 今年の諸君は、エンジンがかかる時期が例年に増して遅かった気がします。ちゃんと提出できるのかなと心配になったこともありました。その意味ではもう少し早くから取り組めばもっと素敵な卒論になったのにと思う作品もありました。 ただ、作品のレベルはともかく、各メンバーが自分なりにこだわりのあるテーマを選ぶことができ、何とか最後まで頑張って取り組めたという意味では、評価できると思います。 皆さんご苦労様。 |
キーワード1 | 幸福 |
キーワード2 | 自己決定 |
キーワード3 | 憲法第13条 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |