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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 児童福祉における社会的養護のあり方―児童養護施設に焦点をあてて― |
内容 | 今日、「家庭規模の縮小や核家族化、児童を除く家族全員が就労していることなどにより、家庭の子育て機能そのものが急速に弱体化している」と櫻井(2009)は指摘している。この子育て機能が低下している社会において、社会的養護の必要性は高まってきている。子育て環境が整っていない、整っていないかった子どもたちにとって、社会的養護の現場は、居場所であり、社会での自立した生活を送るための能力を養っていくために必要な場である。しかし、山縣(2007)は「多様化、深刻化する要養護ニーズに対して、現行の社会的養護システムの体系が十分に機能していない」と指摘している。今日の日本の社会的養護の9割を施設養護が占めており、社会的養護が「要保護ニーズに対して」、「十分に機能していない」ということから、日本の社会的養護の主流である施設養護を考察することは、今後の社会的養護の充実のために十分に意義があると考える。 |
講評 | 社会福祉学専攻小山ゼミの8名全員が無事(?)、卒業論文を提出しました。 今年の8本のタイトルは次のようなものです。 〇『ひきこもりと居場所支援の可能性』 〇『幸福と自己決定-その関連性と、福祉専門職としてどう扱うべきかを考える-』 〇『児童福祉における社会的養護のあり方-児童養護施設に焦点を当てて-』 〇『触法精神障碍者の福祉・保健・司法分野における課題について-地域生活支援に向けて-』 〇『環境上、経済的に困難な高齢者の暮らし-養護老人ホームに焦点を当てて-』 〇『精神障害者の就労支援-今後求められる支援とは-』 〇『過疎地域の福祉』 〇『高齢者の社会的孤立-孤独死を中心に考える-』 いつものことですが、卒論のテーマは、地域福祉、高齢者福祉、児童福祉、精神障害者福祉といった多様な分野にわたりました。さらに、居場所支援や自己決定など分野を超えたテーマもありました。 今年の諸君は、エンジンがかかる時期が例年に増して遅かった気がします。ちゃんと提出できるのかなと心配になったこともありました。その意味ではもう少し早くから取り組めばもっと素敵な卒論になったのにと思う作品もありました。 ただ、作品のレベルはともかく、各メンバーが自分なりにこだわりのあるテーマを選ぶことができ、何とか最後まで頑張って取り組めたという意味では、評価できると思います。 皆さんご苦労様。 |
キーワード1 | 社会的養護 |
キーワード2 | 児童養護施設 |
キーワード3 | 地域小規模養護施設 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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