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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 障害者と性 ―障害者の性とノーマライゼーションに向けて― |
内容 | 障害の有無に関わらず、全ての人々は本能としての性的欲求、一人の人間としてのセクシュアリティを保有する。それにも関わらず、社会的にも、支援の場においても障害者の性に焦点が当てられることは滅多になく、障害者、特に知的障害者の性や恋愛はタブー視あるいは無視されている。また性別や性そのものから切り離して考えられがちである。これらは、障害のある人は「障害者」というカテゴリーの中に入れ込まれており、個としての人間として見られていないということを意味しているのではないだろうか。「性」は生物学的、社会学的に説明できるものであるが、障害のない人々にとってはどちらの意味をも含め当然あるものとして認識されており、またこれらは自己実現を目指すにおいても重要なものである。近年障害者のノーマライゼーションが叫ばれている中で、避けて通るべきでない「性」について多様な面から研究し、「性」を通して彼らの自己実現を支える為に出来ることを様々なアプローチを用いて考察する。 |
講評 | 本論文は障害者のノーマライゼーションと自己実現について[性]という切り口を通して考察した。障害者とセクシュアリティの歴史と現在の問題点を丁寧に紹介し、ノーマライゼーションの方法を、海外と日本の事例を通して考察した。知的障害者のくらしを豊にするには性の自己実現も必要であるという結論は非常に重要な視点で、もっと広く認識されるべきだと確信した。 |
キーワード1 | 知的障害 |
キーワード2 | ノーマライゼーション |
キーワード3 | 性教育 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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