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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日本における犯罪被害者等支援の展望 ―修復的司法の犯罪被害者等支援の可能性― |
内容 | 近年,犯罪被害者やその家族への支援は見直されつつあるが,まだ十分と言えないのが現状である.これまで犯罪被害者は,犯罪による直接的被害に加え,経済的困窮や周囲の人の無理解による配慮のない対応など様々な二次的被害によって苦しめられ,十分な支援がなされることのないまま,社会において孤立することを余儀なくされてきた. また,犯罪を考える上で忘れられがちであるが,一つの事件の裏には被害者や被害者家族と同時に加害者の家族も存在しており,加害者家族が置かれている現状もまた悲惨である.様々な嫌がらせや誹謗中傷,中には耐え切れず自殺をした家族もおり,加害者家族が心ならずも背負ってしまった十字架の重さは計り知れない. 本論では,一つの事件により,社会の好奇の目にさらされ,苦しんでいるという共通の立場から,修復的司法を用いつつ,犯罪被害者やその家族の支援の在り方を構想する. |
講評 | 筆者は犯罪被害者と修復的司法の可能性を考察した。犯罪被害者と家族にとどまらず、加害者の家族の支援にも目を向け、また、まだ日本ではそれほど普及が進んでいない修復的司法の可能性について考察した。厳罰化の思想が強まっている日本社会において、この視点は重要だと痛感した。 |
キーワード1 | 被害者・加害者 |
キーワード2 | 罪・癒し |
キーワード3 | 修復的司法 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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