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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 発達障害の現状と支援
内容  日本において発達障害は30年ほど前から社会的な理解が深まり始め,一般的な用語になりつつあるが,その概念は明確であるとは言えず,発達障害を持った人はコミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手であるがゆえに,「自分勝手」「変わった人」「困った人」と誤解され,敬遠されることが多い.しかしながら,発達障害は珍しいことではなく,園児・小学生・中学生などの日常生活の中で接することが多くある一方で,長年にわたって福祉の谷間に取り残され十分な支援を受けることができなかった.
 そのような問題を踏まえた上で,本論文では,発達障害と分類される自閉症,アスペルガー症候群,その他の広汎性発達障害,学習障害,注意欠陥多動性障害などの主な発達障害の特徴をまとめ,歴史,支援制度,教育をめぐる諸情勢を背景に,現在,国が行っている発達障害者支援について考察する.
講評  筆者はテーマを決めることに時間がかかりました。しかし小学校時代に一緒に遊んだクラスメートがその後発達障害と診断され、辛い生活をおくっているとの消息によって、このテーマへの関心を呼び覚まされました。それからは、多くの文献をひもとき、この概念を図示するためにワードの図の描写の技術も独学で学び、卒業論文として仕上げました。フィールドからの情報を取り入れる機会を探りましたが、時期的に切迫し過ぎていたのは残念でした。この分野への関心もと、支援もまた、やっと始まったばかりで、これから一層多くの研究が必要とされる時に、このように整理できたことは良かったと思います。幼馴染のエピソードが唯一のフィールドですが、これから、実人生でこの課題をさらに追及して行って欲しいと思います。1月21日の3回生への発表会で、きちんとした発表レジュメを作ってきたのは、とても有り難かったし、それは達成感と自信の証左かもしれないと思いました。
キーワード1 「発達障害」
キーワード2 「現状」
キーワード3 「支援制度」
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