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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 在宅における終末期ケア
内容  人間にとって,どこで最期を迎えるかということは大きな問題である.過去には在宅での死が多かった事実があるが、現在では病院や施設で亡くなる人が多く,その理由の一つとして介護が「長期化」「重度化」「高齢化」「認知症化」したことで在宅での介護が難しくなり,施設や病院への入院が進んだのではないかと考えている.
 そしてその中には「家がいい」と言いながらもその願いの叶っていない人たちがいる.
本論文では,在宅における終末期ケアが患者本人の希望であった場合には周囲の支えのもと応えられるのではないかと考え、よりよい最後のためには病名告知は必要か,家族のサポートはどうすべきかについて終末期医療に関する文献研究を行った.
講評  筆者は、死を迎える場所として「家がいい」と思う多くの人の思いをどのように実現できるのか、ということに関心を持ち、日本の終末期ケアの現状と、これからを取り上げました。介護福祉士としてデイサービスセンターや特別養護老人ホーム(介護福祉施設)で働いた経験から、高橋さんは高齢者の生活とそのままならない現実のゆくえをはらはらと見守ることが長く、この最終的なテーマに決めるまで、こちらもはらはらとしました。自身の家庭での5年間にわたるお祖母さんの介護の経験もあり、このテーマに決定してからは、終末期のケアについての探索を迷いなく進めることができました。そのなかで死に至る過程の多様さを明らかにし、死に行く人の思いを確実にするために、病名告知の必要性や医療と多職種の専門家の関与の必要性を確認しました。終末期のケアをどのように進めて行くのか、今後調べることがはっきりしたと思います。頑張って追及して欲しいです。
キーワード1 「在宅」
キーワード2 「死」
キーワード3 「終末期」
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