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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 過去・現在から見る未来の社会福祉制度~社会福祉国家としての日本の行く末~
内容 憲法25条の規定により,福祉国家としてスタートした戦後の日本だが,戦後65年以上が経過し,社会福祉の実態に大きなひずみが現れてきている.現在の日本は国内の経常黒字が消滅し,国民生活基準は劇的な低下現象を向え,社会保障費は益々増加していく.最終的には国家そのものが崩壊する危惧を拭い去れない.当初の国家方針を信じて生活してきた国民は将来に大きな不安を抱えるようになった.本論文は,国家を潰しかねない現在の福祉先進国と言われるスウェーデンの実態などを参考に分析し,課題を抽出し改革せねばならない事項を明確に把握することで,将来の日本に適した社会福祉制度案について言及・考案した.
講評 執筆計画当初から、日本の社会福祉のモデルとされている北欧の社会福祉の光と影について強い関心を持ち、調べ続けた成果が論文となった。福祉先進国として呼ばれてきた歴史的背景と国のしくみについて丁寧に調べあげ、国民生活基準が低下し、人々の生活が見捨てられていきつつある日本の国家としての危機状況について解説を施した。さまざまな調査データを引用し、マクロ的視点に立ち続け、将来の日本の国づくりに言及している。
キーワード1 社会福祉国家
キーワード2 欧州福祉
キーワード3 社会保障
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