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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 性への固定概念はなくせないのか―性的マイノリティにとっての性―
内容 性的マイノリティ達は、性的マジョリティよりも生き辛い社会を生きている。常に自己を否定し、否定される人がたくさんいる。この論文では、社会が作り上げた固定概念のために、偏見を持たれ、差別されるマイノリティが生きやすい社会に変わるために必要なことを考える。社会の多くの人が、性について正しい認識を持っていないことが偏見につながるため、まず性的マイノリティについて正しく理解し、彼らが抱える問題を提示する。そして、性的マイノリティの問題に対して先進的に取り組んでいる世界の国の例を紹介し、日本社会の遅れを知ることから、性的マイノリティへの偏見や差別をとりぬぐいたいと考える。最後に、性的マイノリティとために日本で取り組んでいる団体の紹介もしているので、是非参考にしてもらいたい。
講評 筆者は一貫して性の多様性について訴え、画一化へ疑問を持ち、その正確な理解と啓発を実践してきた。多様化してきた歴史変遷はさることながら、多様化することでそれぞれの立場・さまざまな社会的役割が直面する社会的課題(すなわち固定概念の実態)について丁寧に調べ上げ、整理した点は評価に値する。性的営みが、生物的性別等に依拠するもので区別されるのではなく、人と人とのコミュニケーションの一つの形であることに基づき、社会にはさまざまな交流の形があってよいことを擁護する論調となっている。
キーワード1 LGBT
キーワード2 同性愛
キーワード3 性的マイノリティ
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