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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 野村 裕美
タイトル アニマルセラピーと障害者~動物が人の生きる力になる~
内容 この論文ではアニマルセラピーが障害者に与える影響について述べている.アニマルセラピーがどのような歴史的経緯のもとで始められたのか,人とアニマルセラピーの関わり,特に様々な障害を持った人々へのアニマルセラピーの影響,具体的にどのようなことが行われているのか,動物の役割はどのように位置づけられどのような効果をもたらすのかなど,これらの点について論述していく.動物によっても様々な影響があるが犬や猫などのアニマルセラピーとイルカや馬によるセラピーに見られる大きな違いは,その用途である.そして,アニマルセラピーは,いつでも誰にでも効果があるわけではない.さまざまな用途に適用した動物と患者の関係が必要であるといえる.アニマルセラピーを行うにあたって注意すべきことなど,良い点だけでなく悪い点にも注目していく.科学的研究が困難な理由として,人と動物の精神状態の尺度を作ることが困難だということが挙げられる.今後の課題として,より効果的に触れ合うにはどうすれば良いのか,ということに着目し,研究を重ねていくことが重要である.
講評 かなり早い段階から、動物が人の心身を支える力の大きさに着目し、社会福祉領域における実践事例を丁寧に調べ上げることができた。調べあげた実践事例の数と内容はどれも斬新で、今後社会福祉実践領域においてますますこの方法が拡大する予感すら感じた。動物を介在することの効果だけでなく、動物を介在させる支援を実施する者への注意点についても触れることができ、ソーシャルワークの媒介機能まで言及できたことは、介護領域を超えたセラピーの可能性を述べることができているという点で評価できる。
キーワード1 アニマルセラピー
キーワード2 障害者
キーワード3 高齢者
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