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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 高齢者の孤独死の背景について―社会的孤立と貧困の視点から― |
内容 | 今日、日本は高齢化率23.3%に達する、超高齢社会となった。超高齢社会に入って解決を急がなければならない、孤独死について述べた。今回は、孤独死の誰にも看取られず1人で死ぬことではなく、死に至るまでの孤独や、生活の苦しさに焦点を当てた。先行研究や統計を通してみてみると、孤独死の背景には孤独と貧困がある、という仮定ができた。また、泉北ニュータウンの現状を通して、貧困と孤独死の関連性を明らかにした。このことから、貧困である状態に孤独が重なると、孤独死が起きるのではないか、と推測した。その上で、改めて孤独死の解決策を、孤独と貧困という視点を念頭に置きながら考えた。と同時に、現在行われている防止策や介護保険法についても考察した。 |
講評 | 孤独死の背景にある貧困の問題に、先行研究の丁寧なレビューにより到達できた点は評価すべきところである。社会福祉実習を通して一貫して地域で暮らす高齢者に関心を抱き続け、個の生活への共感を社会問題としての孤独死と貧困に結び付け論ずることができた本論は、まさに実学としての社会福祉学を学んできた集大成となったと言える。自分にとって身近な泉北ニュータウンの事例研究に取り組んだことで論の展開に説得性を増すことが出来た。 |
キーワード1 | 孤独死 |
キーワード2 | 社会的孤立 |
キーワード3 | 貧困 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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