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学科 社会福祉学科
年度 2012
ゼミ名 野村 裕美
タイトル スピリチュアルケアの可能性―日本型スピリチュアルケアと社会福祉領域への展開・活用の考察
内容 近年,特に終末期ケアや緩和ケアの分野においてスピリチュアルケアへの関心が高まっている.独自の文化や伝統,宗教観が残る日本において,欧米由来のスピリチュアルケアをそのまま展開していくことには限界があると考える.また,現在の日本におけるスピリチュアルケア研究の多くが終末期に限定的に述べられていることにも疑問が残る.そこで,本論では,日本人のスピリチュアリティに根差した日本型スピリチュアルケアの考察と,スピリチュアルケアの社会福祉領域への展開,そしてその中で福祉専門職が関わる意義の3つの視点から,スピリチュアルケアの可能性の広がりを探ることを目的としている.
講評 自身のルーツである仏教思想への関心と、自らの意志で選択し学ぶこととなった社会福祉学への関心とを実践哲学としてのケア(スピリチュアルケア)という観点から関連付け、特に終末期ケアに焦点をあてて書きあげた。定義、所説については丁寧に調べ上げ、特に、谷山の理論に焦点を絞り、日本人ならではのケアの在り方にこだわり論じた点は評価すべきところである。これからの研究の第一歩を踏み出せたことは間違いない。
キーワード1 スピリチュアルケア
キーワード2 日本人のスピリチュアリティ
キーワード3 社会福祉領域
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