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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 子どもの貧困と早期支援の必要性 ―意欲の格差解消のために― |
内容 | 日本の子どもの貧困率は2011年には14.2%、OECD加盟国30カ国中27位という水準となり、大きな社会問題となっている。本稿では子ども時代の貧困によって子ども達に意欲の格差がうまれそれが将来にわたって影響をおよぼしていることに着目し、その解消のための早期支援の必要性について考察した。 第一章では日本の貧困の現状・特徴・貧困によって引き起こされる諸問題について述べ、中でも意欲の格差に焦点をあてた。第二章では意欲の格差解消のためには非認知的能力に効果のある早期支援が有効であるとして、各国で行われている早期支援のうちイギリスのシュアスタートを例にとってその歴史・支援内容・課題について述べた。第三章ではそれを踏まえたうえで日本型シュアスタートを実施することを提案し、その際には既存機関の活用・連携、成人向けワーカー・コーディネーターの配置、スティグマへの配慮が必要であるという結論に至った。 |
講評 | 筆者は、子どもの貧困と早期支援の必要性について海外の事例なども交えながら考察しました。論文で考察した問題意識を活かすことのできる仕事に就かれることになると思います。子どもの格差がその後の人生も大きく左右する現実を変えるには、この論文で明らかにしたようにいろいろなアプローチが必要ですが、身近な市町村の取り組みを変えていくことは重要な意味があると思います。課題にしっかり取り組む能力を活かし、活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 子どもの貧困 |
キーワード2 | 意欲の格差 |
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