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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 子どもの問題行動 ~米国から学ぶ適応援助の新しい可能性~ |
内容 | この論文では,非行少年に対する処遇について、欧米で現在行われているプログラムを基に、日本での新たな可能性を論じている。 子どもたちが犯罪を巻き起こす要因として「子どもを取り巻く環境」の変容が考えられる.社会福祉士の実習で児童福祉施設に行った際も、子どもの非行の背景にある大きな問題は家庭環境にあった.そこでアメリカのエビデンスベースドプログラムを軸に取り上げ、「家族の問題ごと解決しよう」というアフターケアの機能について考察する。 まずは問題を抱える子どもに対する処遇について、現在日本で行われている方法を明らかにする。次に日米の少年司法制度を比較した上で、その違いや、アメリカで実施されている取り組みを挙げ、その上で、今後日本でも取り入れることで子どもたちの心の荒れを修復するに有効な取り組みについて考える。 |
講評 | 卒業論文はなかなかエンジンがかからず心配しましたが、最後はきっちりと実習での学びを踏まえたレベルの高い論文を仕上げることができました。日本では、子どもの犯罪に対して厳罰化を求める声が高まるばかりですが、「アフターケア」の重要性はあまり指摘されていません。アメリカとの比較の中でそのことを論じ、どういった「ケア」が必要なのか明らかにしました。実習中のリアリティがあったからこそ、説得力のある論文になったと思います。大学での学びを活かし、これからも社会で活躍してください。 |
キーワード1 | 非行 |
キーワード2 | 虐待 |
キーワード3 | アフターケア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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