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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | アニマルセラピーの可能性 ~動物がもつ癒しの力~ |
内容 | ストレス社会ともいわれる現代において、ペットに癒しを求める人が増えてきている。ペットを撫でたり、話しかけることによって場が和み、気持ちが落ち着く、生きる気力が湧くなど、動物たちが日常生活において、気付けば問題や悩みを抱える私たちの心の支えとなっている場面は少なくない。本稿では、そんな動物たちがもつ癒しの力を利用したアニマルセラピーに焦点を当て論じている。 第一章では、アニマルセラピーの定義・分類について示し、動物とのふれあいが人間の健康に与える具体的な効果を、日本及び欧米諸国における研究資料・実例を用いて立証し、乗馬療法、イルカ療法などの方法や効果についても考察した。第二章では、日本と欧米諸国におけるアニマルセラピーの現状について取り上げ、第三章では、第一章・第二章を踏まえて、アニマルセラピーを行う上での問題点・課題について衛生面や事故、法律、日本と欧米の動物に対する価値観の違いなど人間の立場から考えられる問題だけでなく、本来の習性やセラピーによるストレスなど動物の立場から考えられる問題、動物との関係において避けて通れないペットロスと殺処分の問題についても考察した。そして第四章では、第三章で述べる問題点・課題に対する解決策を見出し、アニマルセラピーの今後の普及・発展へ向けての可能性についての結論を述べた。 |
講評 | 筆者は、アニマルセラピーをテーマに取り上げました。私自身、アニマルセラピーというとあればよいけど本質的ではないくらいの思いしかありませんでしたが、本論文で新たな気づきがありました。効果を科学的に実証することが難しい支援ではあるけれども確実に成果があることを説得的に展開できたと思います。4年間、実習や社会福祉学科で学んだこと、自分でたてた課題にしっかりと取り組める能力、それらを活かしてこれから活躍してくださることを期待しています。 |
キーワード1 | アニマルセラピー |
キーワード2 | 科学的効果 |
キーワード3 | 殺処分 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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