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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 梅原真デザインの可能性 ―日本の「豊かな風景」を残すためのブランディング― |
内容 | +H21高知県出身・在住の梅原真は農林漁業の一次産業と地域に関する依頼のみを専門とするデザイナーである。高知県の「土佐 一本釣り藁焼きたたき」や隠岐島・海士町の「島じゃ常識・さざえカレー」などの具体的な事例を取り上げ、梅原がデザインする「ローカル」という価値のブランディング方法と手段を分析する。 梅原デザインの特徴として利点も欠点も含めた地方の産業や特産品の「そのまま」を個性として表現し、作り手や依頼主の「理念」や「哲学」を掛け合わすという表現方法が挙げられる。このことは地方の産業、特産品にのみにとどまらず、地域の文化や慣習の価値を提案することであり、梅原デザインとは地域の総合的な価値を提案することにつながるのである。 梅原デザインの可能性を島根県隠岐島・海士町の「島をまるごとブランド化」戦略を事例とし、日本の「豊かな風景」を残るために有効なブランディングの可能性を論じる。 |
講評 | デザインの広告・PR力について梅原真をケースとして論じている。表層的な化粧としてとらえられている通俗的なデザイン論を越え、メッセージを表現するという本質的な方法について考察をしている点が優れている。その一方でデザインの情報発信、拡散についてインターネットを中心とするメディアとの関連についての分析が、弱かった。 |
キーワード1 | 梅原真 |
キーワード2 | 一次産業と地域 |
キーワード3 | ローカル |
キーワード4 | 隠岐島・海士町 |
キーワード5 | 高知・鰹一本釣り 藁焼きたたき |
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