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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | 化粧品CMに見る女性の社会的地位、イメージの変化 |
内容 | CMの中でも特に、化粧品CMについて分析していった。 1960年代以降の化粧品CMにおける女性の描かれ方と、その当時を実際に生きていた女性の社会的地位やイメージを調べ、その二つは関連しているのかどうか、また、関連しているのであれば、どのように影響を受けたのかどうかということを述べていく。 調査してみると、CMにおける描かれ方と女性の時代ごとの地位には大きな関連があることがわかった。1960年代には、CMにはほとんど働く女性が登場していない。これは実社会を反映したものであった。1970年代のCMに登場する女性は、職場でも男性を魅了する女性であった。これは当時女性が働くとしても結婚までの腰掛けという意識が少なからずあったことをあらわしている。このように、これ以外の年代についても実際の社会背景とCMの中の世界との対比をしていくと、すべて、実社会の女性にとっての地位の移り変わりと、CMの中の世界の移り変わりは呼応していることがわかった。 |
講評 | 化粧品のCMにおける女性表象を、1960年代から現代までたどり、その特徴や社会的背景を明らかにしたもの。分析対象を特定の会社に絞ることで、数十年の期間の資料分析が可能となり、高度成長期から現代にかけてのCMの変化の様相を、図版資料も駆使しながら丹念に明らかにした点が高く評価できる。 |
キーワード1 | CM |
キーワード2 | 女性イメージ |
キーワード3 | ジェンダー |
キーワード4 | 雇用 |
キーワード5 | 化粧意識 |
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