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学科 メディア学科
年度 2012
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル 恋愛ドラマのヒーロー像から見る理想の男性像の移り変わり
内容 女性の理想の男性像の移り変わりを、恋愛ドラマにおけるヒーロー像から分析しようと考え、社会的背景や男女のあり方などと照らし合わせ考察した。2000年代初頭は女性の社会進出という背景から、表面上は肩書を重視しながらも実際には飾らない自分で向きあえるパートナーがヒーローとして描かれ、男性に経済面ではない本当の意味での協力や、癒しが求められた。近代においてはキャストや設定も派手で大胆なものになり憧れのヒーローと困難を共に超え結ばれるシンデレラストーリーが多く描かれた。これは不況の中現実的には安定志向を求める女性たちが、せめてドラマの中で空想の世界に浸ろうとする願望と、また男女の関係が大和撫子的思想から男子女子の垣根をこえ、信頼で結ばれた対等なものへの移り変わったことが考えられる。つまり恋愛ドラマのヒーロー像は各時代背景を反映させながらも、深い愛情と相互理解が変わらないキーワードとして描かれており、恋愛における男女間の関係や理想は結局のところ人と人との付き合いにおいて最も大切なことと同じなのである。
講評 ドラマにおける男性表象を、日本の恋愛ドラマにおける男性像の特徴を中心に考察したもの。具体的なドラマ分析を通じ、九十年代と二千年代に共通する理想の男性像の特徴を抽出した点に意義がある。
キーワード1 女性の社会進出
キーワード2 深い愛情
キーワード3 相互理解
キーワード4 三高・三平
キーワード5  
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