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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 日本のソーシャルワークにおけるCultural Competency導入の検討 ―「二項対立社会」脱却を目指して― |
内容 | 現在日本に在住する外国籍住民は約208万人,実に10年前の1.5倍である.多様なバックグラウンドを持った人たちの存在が身近になりつつある今,日本は確実に多民族社会への道を歩んでいる.一方で外国籍住民は様々な場面で不利な立場にあり,人権侵害が後を絶たない.それは社会福祉の現場も例外ではない.例えば,「言葉が話せないから」という理由で社会福祉施設への入所が断られる例が数多く存在する.本論文では,日本における外国籍住民を取り巻く状況と彼らが直面している問題を取り上げ,その背景にある社会システムを分析した.現状を打開するアプローチのひとつとして北米で発展しつつあるCultural Competencyを取り入れたソーシャルワークを検討し,その枠組みを基にして京都の滞日外国人支援団体の活動を考察した。以上を踏まえ,日本のソーシャルワークにおいてCultural Competencyがいかに応用されうるかをソーシャルワーク実践現場及びソーシャルワーカー教育の場,二領域における提言としてまとめた. |
講評 | 今年の学年の卒業論文は,「論文の書き方・特訓」の成果が現れたのか,おおむね全員が 形式,内容ともよいできだったと評価している。ただし,11月,12月の上旬は鬼のようになったが・・・・。T・Aが親身になって,資料の収集,細部の修正まで指導の手伝いをしてくれたことも,良い結果に導いた。子ども・家庭問題,障害者問題,高齢者問題,心の問題,いずれの問題もアプローチは地域福祉視点での論文として作成することに,苦労していたようだ。 文献研究だけでなく実習やボランティア活動での体験,ヒアリング,調査などを盛り込み,社会福祉学科らしい論文であった。 中間報告会,卒論発表会など,(あとの飲み会含みで?)3回生,4回生合同での開催は有意義であった。 |
キーワード1 | 外国籍住民 |
キーワード2 | Cultural Competency |
キーワード3 | 多文化社会 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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