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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 広告における「顔」が生み出す効果 |
内容 | 私が抱いていた関心をもとに、人の顔が持つ効果についての分析をこの論文で述べることにした。そこで広告に掲載される人物について注目することで、広告全体として生み出される効果を導き出すことを目標とした。 第一章では、怒り、悲しみ、恐怖、驚き、嫌悪、軽蔑、喜びの7つの感情について述べており、それぞれの感情にはどのような特徴があり、また自己や他人に対してどのような効果があるのかについての分析を行っており、さらにはレンブラントとゴーギャンの自画像をもとに、童顔とおとな顔という観点から、顔の構造による印象の違いについての分析も行った。第二章は、補論的な位置づけであるが、化粧や被服による印象の違いについての分析しており、直接最後の第3章につながるわけではないが、人の印象に大きく影響を与えるものとして執筆した。 最後の第三章では、これまで述べてきたことをもとに、グリコの協同乳業のパンフレットとアメリカの募兵のポスターの両者を比較しながら、広告の人が生み出す効果についての分析を行った。 |
講評 | たいていの広告にはそれに接する人びとが強い印象を受ける人物の特定表情が「表現」されている。ドキュメンタリーにおける音響効果に相当するものだが、筆者はその表情を実際の広告表現から、怒り、悲しみ、恐怖、驚き、嫌悪、軽蔑、喜びの7つの感情に分類してその効果と影響を分析した。この分野には膨大な学問的蓄積があるが、この論文がそれらの成果に適切に依拠しているわけではないとはいえ、学部生による素朴な疑問を解き明かそうとしたものとして有益な論点を多く含み、卒論として評価できる。 |
キーワード1 | 印象 |
キーワード2 | 顔の構造 |
キーワード3 | 感情 |
キーワード4 | 広告 |
キーワード5 | 表情 |
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