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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | ソーシャルメディアとテレビ ―日本におけるTwitter利用の考察から― |
内容 | インターネットが普及し,現代はソーシャルメディアの時代となって各個人が自由な発言や情報の送受信を行うようになった。マスメディアは衰退したといわれるようになったが,テレビは長年国民的に利用されており,いまだにその存在感を示している。そこで,今後のメディア利用をテレビとソーシャルメディアの関係から考察した。ここでは,ソーシャルメディアのなかでも即時性の高い「オンタイム」の情報をやりとりするソーシャルメディアがテレビと親和的であるとし,そのひとつであるTwitterに焦点を当て,その特徴や利用状況と書き込みの内容を分析した。それらはほぼ娯楽的な利用方法や書き込み内容が多く,テレビ番組への利用でもエンターテインメント性や話題性を付与する程度であった。現状ではテレビはソーシャルメディアをどう利用し番組を双方向にするかと模索しているが,テレビはソーシャルメディアと一線を画して質の高い正確な情報を発信し,ソーシャルメディアはその情報を深められるような場になることが理想的である。 |
講評 | インターネットの一般的利用が始まったのが1996年で、今やその特性である双方向コミュニケーションの具体化の一つであるツィッターの全盛時代である。筆者はテレビがそれをどのように取り込み番組製作をしているかに着目し、娯楽/バラエティ番組の視聴者反応を見ることに主たる目的があることを発見、論証した。それがニュース番組に使われることについては、「そもそも,ニュース番組に視聴者からの即時的な〈生の声〉が必要なのか」との疑問を呈している。ソーシャルメディア時代のテレビとの安易なコラボに警鐘を鳴らしたすぐれた論文である。 |
キーワード1 | ソーシャルメディア |
キーワード2 | テレビ |
キーワード3 | 放送と通信 |
キーワード4 | SNS |
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