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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | テレビ番組の質的向上 ~これからの番組の在り方を考える~ |
内容 | テレビ視聴時間の減少、テレビ離れが指摘されるようになって久しい。今、テレビ局は新しい試みを模索している。本論ではそうしたいくつかの試みを検証し、これからの番組の在り方について考察した。 まず、人々の視聴形態の変化やテレビに対する認識について言及し現状を明確にした。そして、テレビ離れに関係も深い視聴率から番組の質を考える視聴質調査についてNHKによる番組総合調査を参考に追究した。3、4章では、インターネットやソーシャルメディアとの関係に注目した。どんな形で見てもらうかという番組提供の仕方として「番組の2次利用」について、そしてどんな番組を作っているかという番組の企画制作として「ソーシャルメディアとのコラボ」について「NEWS WEB24」(NHK)の番組分析を行った。その中で、どのような課題があるのか指摘し、テレビのマスメディアとしての役割から、その対策を送り手だけでなく受け手視点からも論じた。番組の質を考えるにしても、制作者側の取り組みだけではなく、視聴者の積極的な関わりが必要であると考えた。視聴質調査、ネットやソーシャルメディアを利用したテレビ局の番組作りや提供の仕方によって、視聴者のテレビメディアへの能動的な接触が促進され、制作者側にもメリットとなると結論付けた。 |
講評 | テレビ離れが指摘される昨今であるが、それに対応できる体制作りにテレビ業界は今必死であるが、筆者はそれらの試みのいくつかを考察、検証した。方法として、テレビ離れを端的に示す視聴率の低下だけではなく、視聴質調査とインターネットやソーシャルメディアとの関係に注目した。また視聴者の「送られ手」的特徴をテレビメディアへの能動的な接触へ変化させることの大切さの指摘とそうした戦略的行動が制作者側の自己啓発としてもメリットとなるとし、その展開を具体的に展望した有益な論文である。 |
キーワード1 | インターネット |
キーワード2 | 視聴者 |
キーワード3 | ソーシャルメディア |
キーワード4 | テレビ |
キーワード5 | 番組の質 |
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