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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 法と倫理から検証するステルスマーケティング -クチコミマーケティングを考える- |
内容 | 近年のインターネットメディアの発達に伴い、クチコミによるマーケティングがより勢いを見せ始めている。しかしながら、その一方ではクチコミを用いた“見えない広告”=ステルスマーケティングの横行も顕著となっている。本論文ではそういったクチコミとステルスマーケティングの関連をクチコミの広報・広告的側面から検証する。また、その結果からクチコミの広告的側面を見出されたため、これをステルスマーケティングを広告法・広告倫理に照らし合わすことで検証した。結果的にステルスマーケティングは法的な立場よりも倫理的立場を元に問題性が発生すると分かった。それらの検証を基として、ステルスマーケティングのボーダーライン、事業者および消費者への提言について言及した。 |
講評 | メディアは社会的に大きな影響力を持っていることから、その報道内容は放送では放送法、新聞では新聞協会や各新聞社が独自に定めた倫理綱領などで規制されている。広告の場合もそれは例外ではなく、放送法に基づいた放送基準でも広告の真実性を謳い、その条項の一つが「広告は広告と分かる形でしなければならない」というものである。ところがいわゆるクチコミによる宣伝/マーケティングがネットの汎用化によって力を持ち出すと、内容的真偽の確認だけではなく、それが広告であるかどうかさえわかりにくくなった。筆者の論文はそうした状況が民主社会を危うくするという立場からのもので、深刻な社会状況への重要な指摘となっている。 |
キーワード1 | ガイドライン |
キーワード2 | クチコミ |
キーワード3 | 景品表示法 |
キーワード4 | 広告倫理 |
キーワード5 | ステルスマーケティング |
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