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学科 | メディア学科 |
年度 | 2012 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | アニメーションから見る『夢』の存在論 |
内容 | 本論文は、アニメーションの中の夢の分析を行うことによって、「夢」の存在への理解を深めようとしたものである。アニメーションは、見ている間私たちを現実から引き離す新しい世界であり、まるで目覚めている間に見ている夢のようなものだ。さらに、さまざまな表現が可能であるアニメーションの中で描かれる夢という、いわば虚構の中の虚構に焦点をあて、人の思い描く夢の存在はどのようなものか考察したいと考えた。また、このように夢を理解したいと思う欲求があるように、人はいつでも何かに対して理解を深めようとしている。それらもこの論文を通して伝えられればいいと思う。全体の構成としては、1章では、アニメーションの夢の種類を「事実」「妄想」「メッセージ」「ファンタジー要素」「夢と現実の混濁」「夢オチ」の6つのパターンに分類する。2章では、アニメーションの具体例をあげながら、夢を目的別により詳しく解読する。そして3章では、現実の夢とアニメーションの中の夢の比較をして、最後に夢の存在についての考察を述べている。 |
講評 | 夢が物語のなかで、どのような役割を果たしているのかを、アニメ作品をとりあげて検証している論文。夢の登場パターンを、6つに先験的に分類して、それぞれに該当するアニメーション作品を、物語全体と夢の描写との対応関係を軸に論じている。 |
キーワード1 | 夢 |
キーワード2 | アニメ |
キーワード3 | 現実 |
キーワード4 | 虚構 |
キーワード5 | 理解の欲求 |
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