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学科 メディア学科
年度 2012
ゼミ名 竹内 長武
タイトル 「ハリー・ポッター」シリーズにおける人間関係と主人公の成長
内容 「ハリー・ポッター」シリーズの多彩な登場人物に魅力を感じ、それらの登場人物が織り成す複雑な人間関係に関心を持っていたことから、「ハリー・ポッター」シリーズにおける登場人物の人間関係に着目した。主人公を軸に人間関係を整理し、その中で主人公がどのように成長したのか明らかにする。第1章で主人公の育った背景や、ストーリー上の主な出来事を確認した後、第2章は主人公の人間関係を分析する。主人公の人間関係は、大きく「味方」、「敵」、「家族」の3項目に分類した。第3章では分析から主人公の成長や人物像について考察し、関係性の変化を受け入れる柔軟性と、計算のない誠実さを持った人物であると考えた。特に「受け入れる」という姿勢は、「敵」や「受け入れがたい事実」など様々なものを受け入れて成長する主人公の特性が表れている。人間関係の描かれ方の特徴についても考察し、主人公の仇を除いて、悪役を完全な悪として描いていないと思われる点に注目した。これによって、仇がより強調された唯一の敵として存在していると考えられる。全体としては、主人公は人間関係の中で「協調」や「受け入れる」ことを学び、仇との決戦に向けて成長したと結論付けた。
講評 ファンタジー童話「ハリー・ポッター」シリーズのなかの人物関係をたどることによって、主人公の成長のありさまを分析したもの。相手を受け入れるという内面性が主人公の成長に大きく関わっているという指摘がなされている。
キーワード1 児童文学
キーワード2 ハリーポッター
キーワード3 物語分析b
キーワード4 登場人物
キーワード5 人間関係
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